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2019-10

四国三郎・吉野川 - 2010.05.07 Fri

GW四国紀行 VOL.2

四国三郎橋


今回、旅先に四国を選んだ目的はいくつかあって、そのひとつが吉野川。

日本三大暴れ川のひとつとされ、四国三郎の異名を持つ吉野川。
高知県に源流を発する流路延長194km、流域面積3750km2の雄大な河川です。

ちなみに「四国三郎」とは日本三大暴れ川の順位を比喩した呼び方で、
利根川の「坂東太郎」、筑後川「筑紫次郎」、に続く吉野川「四国三郎」という意味です。


早朝に徳島市内を発ち、吉野川の北側を併進する県道を遡上すべく吉野川を渡ります。
四国三郎橋


この橋は「四国三郎」の名を冠した四国三郎橋。
四国三郎橋
全長910.5mの斜張橋と桁橋からなる複合橋です。


どこまでも雄大な吉野川
吉野川


そこから約10kmほど上流にクルマを走らせると見えてくるのが、吉野川第十堰。
第十堰


本州に住むわれわれにはあまり馴染みのないこの堰ですが、過去にはいろいろ物議を醸し出しています。

この第十堰は、吉野川から旧吉野川への流量を確保する目的で1752年に当時の第十村に作られました。
第十堰の名はこの地名に由来するものであって、十番目の堰ということではありません。

暴れ川といわれるだけあって吉野川流域は台風や集中豪雨による水害がたびたび発生しており、
徳島県内で雨が降らなくても上流の高知県で豪雨が降れば水害が発生します。

その治水対策を理由とする『第十堰問題』が1990年代後半に起こりました。

「150年に一度」発生するような大水害でも被害が出ないようにするためには、
固定堰(第十堰)を撤去して可動堰を造り、上流で大雨が降った時には堰を低くして流量を調整、
水がせき止められないようにすべきだという可動堰化推進派と、
可動堰を作ることで吉野川の環境、とくに下流域に広がる干潟に壊滅的な打撃を与えることの懸念、
また1000億円を超える巨額の事業費を要することに対する批判等々の反対派の意見が対立しました。

その後、紆余曲折の末2000年1月23日に住民投票が実施されました。
結果は反対多数の決により計画が頓挫した形になっています。

巨額な工事費に絡む利権問題や、公共事業を巡る汚職等の問題も懸念されたんでしょう。


今日に至っても白紙撤回に近い状態のようですが、
第十堰近辺の堤防が現在の形になってからは固定堰による氾濫の事実はないとか。

それであれば性急に第十堰を取り壊す必要性はないと思いますけどね。

治水・利水の利便性を取るか、環境保護の是非を問うか、判断に苦しむところですが・・・。

第十堰

(4月30日・徳島県、吉野川にて)

● COMMENT ●

治水

>治水・利水の利便性を取るか、環境保護の是非を問うか

それぞれの立場、考えがあるでしょうから難しい問題ですよね。
災害が起こってしまえば「それ見たことか」になるでしょうし、
何事もなければ・・・
お金が絡んでくるからなおさら難儀な問題で。
すっごいリーダーシップ取れる人がいると話がトントン進むんでしょうかね。

7駆さま

災害対策=環境保護という図式が必ずしも成り立たなかった今までの土木行政から、将来的に自然に還る資材を多用した工法へと移り変わりつつある現代の設計方針の中でも、やっぱり最終的には利権が絡んでくるのが悲しいところ。
結局は力があって太いパイプを持っているところへ仕事とお金が流れていくようになっているんです。

リーダーシップ=古株政治家、とはいえませんからね。
今の国政を見ていても、ホトホト嫌になります。

すいません、ついグチってしまいました。(--;

見直しました

てっきり家を追い出されて四国放浪の旅に出られたのだと思っていました。
ちゃんと環境保護や治水などのテーマを持って廻られていたんですね、さすがです。

なるほど納得>黒い車を持っている所へ仕事とお金が流れていく

徳島から徳島自動車道を走ったことがありますが、この吉野川沿いって広々した良い風景の一帯ですよね。
吉野川って小さい頃は奈良の吉野川(紀ノ川)と混同してたなあ(笑)

こういう災害対策って、被害が出ると「過去の教訓が生かされてない」なんて批判報道をされちゃうんですよね。
いくら技術的に防災と環境保全を両立した対策が可能でも、それには莫大なお金がかかるだろうにと思っちゃうんですが。

リーダーシップ

ドライブ中、川を見てもそういうテーマが頭に浮かんでくるんですね。
治水工事といえば、いまだに封建時代の大名などの影響、遺構が強く残ってますね。
あの時代は良しと思えば有無を言わず実行したのでしょうが、結果的に住民の幸せに繋がったことも多かったと・・・
もちろん民主主義の現在はそう言う訳にはいかないでしょうし、まずは利権等で一部に不正な利益が流れるのを防げば理解も得られると思うのですが。
ともあれ住民投票においても個人や団体のエゴ、主張だけじゃなく全体のことを考えての投票、それが真の民主主義だという教育が必要でしょうね。なかなか難しいことでしょうが・・・
ま、そんなことはここらにしといて、デッカイ川やなぁ~!こんな雄大な川の流れを見ていると、大きいことをしたくなりますね。
橋でも架けます?ムダなダムでも造りたくなるかな・・・(^_^ゞ

1京都様

でしょ、でしょ、でしょ!
めくらめっぽうに徘徊しているわけじゃないんです。
百聞は一見にしかず、知識と見聞を深めるべく旅に出ているんです♪

なるほど納得・・・って、それで儲かりゃ苦労はないわい!(+o+)

ピィさま

徳島道の吉野川ハイウェイオアシス近辺で見える吉野川が雄大でそれらしい風景ですね。

おっしゃるように、何事も起こらなければ何の問題もないんですが、こと事象が起こると何かに責任転嫁をしてしまいがちですよね。治水問題に限ったことじゃありませんが。
備えあれば憂いなしなんでしょうが、費用対効果を考えると判断が難しいところです。

路渡カッパさま

実は2000年の住民投票の印象が強くて、いつか時間のあるときにゆっくり見に行こうと目論んでいたんですよ。
実現するまでに10年も掛かりましたが。(^^ゞ
資料を見たり文献に目を通したり、そして現地をみてその頃の様子がなんとなくわかったような気がします。
吉野川の改修も徳島城に水を引こうとしたことから始まったこと、その影響で旧吉野川への水流が変わったこと、そしてそれを改良するための第十堰だったこと等々、いろんな歴史が見えてきました。
歴史が現代まで引き継がれ、官主導から民意を問うために住民投票に・・・時代の変遷でしょうね。

雄大な川、できればこのまま維持していってほしいと思いますね。
ムダなダムもいらないでしょ。(^^)


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