和歌山 ~ 奈良・・・秘境へ - 2008.11.12 Wed
道の駅 『イノブータンランドすさみ』 を出てさらに南下
途中で休憩したのはここ、橋杭岩。
「一つ二つと橋杭たてて」と串本節に歌われるこの岩は奇岩・名勝として有名ですよね。
その昔、弘法大師によって立てられたという伝説を持ち、全長約700m、大小40余りの
柱状の岩塊が並んでいるその姿は、まさに橋脚のようです。

その弘法大師のおはなし
昔々、弘法大師と天の邪鬼(あまのじゃく)が熊野地方を旅したときのことである。
天の邪鬼は弘法大師と話をしているうちに次第に大師の偉大さに圧迫されるように感じた。
我こそは世界一の知恵者であると自負している天の邪鬼は、何とかして弘法大師の鼻をあかしてやりたいものと考えた末、妙案が浮かんだ。
「弘法さん、大島はご覧の通り海中の離れ島で、天気の悪い日には串本との交通が絶え
島の人は大変困るそうですが、我々はひとつ大島と陸地との間に橋を架けてやろうじゃ
ありませんか。」
と誘いをかけた。
「それが良い、それが良い。」
と弘法大師も早速賛成した。
「ところで二人いっぺんに仕事するのもおもしろくない。一晩と時間を限って架けくらべをしましょう。」
と天の邪鬼は言った。いかに偉い弘法大師でも、まさか一夜で架けることはできまい。
今にきっと鼻をあかしてやることができると天の邪鬼は内心喜んでいた。
いよいよ日が暮れて弘法大師が橋を架けることになった。一体どうして架けるのだろうと、
天の邪鬼はそっと草むらの中から窺っていると、弘法大師は山から何万貫あるか分からない
巨岩をひょいと担いできて、ひょいと海中に立てている。
2、3時間のうちに早くも橋杭はずらりと並んだ。天の邪鬼はこの様子を見て、
「大変だ! 大変だ! この調子でいくと夜明けまでには立派な橋ができあがる。」
とびっくりして、何か邪魔する方法はないかと考えた末、
「コケコッコー」
と大声で鶏の鳴き真似をした。すると弘法大師は、
「おやもう夜が明けたのか?」
と自分の耳を疑って聞き耳を立てていると
「コケコッコー」
やはり鶏の鳴き声がする。弘法大師は本当に夜が明けたのだと思ってついに仕事を中止した。
そのときの橋杭の巨岩が今に尚残っており、列巖の起点には弘法大師の小宇を祀っている。
なんて話があるそうです。
「串本町民話伝説集」より
本当のところは ↓ の看板に解説されています。

近くには「弘法の湯」
なんてのもあるようですョ。
橋杭岩を後にして次に寄ったのは
道の駅 『瀞峡街道 熊野川』

和歌山県新宮市熊野川町、和歌山から奈良へ向かうR168号線沿いにあるちっちゃな道の駅



訪れた頃はキンモクセイが咲き誇り、その香りでいっぱいでした。

瀞峡では川下りのほかにもカヌーが盛んなようです。


さらにR168を北上するんですが、100番台の国道とは思えない酷道が続きます。
恐るべし奈良県!

延々と細い道を進み、たどり着いたのが
道の駅 『十津川郷』

十津川の温泉街を抜けしばらく行ったところにある道の駅。

駐車場スペースは狭く、キャパが26台。
この日はバイクも多くていっぱいでした。
道を挟んで正面にある警察署にクルマを停めてやりましたけどね。

施設入り口横には足湯がありました。
ちょっとぬるめでしたけど。


このあたりはこんな景色ばっかり・・・
まさに秘境ですな。

道の駅 スタンプラリー クリア数 76/99
途中で休憩したのはここ、橋杭岩。
「一つ二つと橋杭たてて」と串本節に歌われるこの岩は奇岩・名勝として有名ですよね。
その昔、弘法大師によって立てられたという伝説を持ち、全長約700m、大小40余りの
柱状の岩塊が並んでいるその姿は、まさに橋脚のようです。

その弘法大師のおはなし
昔々、弘法大師と天の邪鬼(あまのじゃく)が熊野地方を旅したときのことである。
天の邪鬼は弘法大師と話をしているうちに次第に大師の偉大さに圧迫されるように感じた。
我こそは世界一の知恵者であると自負している天の邪鬼は、何とかして弘法大師の鼻をあかしてやりたいものと考えた末、妙案が浮かんだ。
「弘法さん、大島はご覧の通り海中の離れ島で、天気の悪い日には串本との交通が絶え
島の人は大変困るそうですが、我々はひとつ大島と陸地との間に橋を架けてやろうじゃ
ありませんか。」
と誘いをかけた。
「それが良い、それが良い。」
と弘法大師も早速賛成した。
「ところで二人いっぺんに仕事するのもおもしろくない。一晩と時間を限って架けくらべをしましょう。」
と天の邪鬼は言った。いかに偉い弘法大師でも、まさか一夜で架けることはできまい。
今にきっと鼻をあかしてやることができると天の邪鬼は内心喜んでいた。
いよいよ日が暮れて弘法大師が橋を架けることになった。一体どうして架けるのだろうと、
天の邪鬼はそっと草むらの中から窺っていると、弘法大師は山から何万貫あるか分からない
巨岩をひょいと担いできて、ひょいと海中に立てている。
2、3時間のうちに早くも橋杭はずらりと並んだ。天の邪鬼はこの様子を見て、
「大変だ! 大変だ! この調子でいくと夜明けまでには立派な橋ができあがる。」
とびっくりして、何か邪魔する方法はないかと考えた末、
「コケコッコー」
と大声で鶏の鳴き真似をした。すると弘法大師は、
「おやもう夜が明けたのか?」
と自分の耳を疑って聞き耳を立てていると
「コケコッコー」
やはり鶏の鳴き声がする。弘法大師は本当に夜が明けたのだと思ってついに仕事を中止した。
そのときの橋杭の巨岩が今に尚残っており、列巖の起点には弘法大師の小宇を祀っている。
なんて話があるそうです。
「串本町民話伝説集」より
本当のところは ↓ の看板に解説されています。

近くには「弘法の湯」

橋杭岩を後にして次に寄ったのは


和歌山県新宮市熊野川町、和歌山から奈良へ向かうR168号線沿いにあるちっちゃな道の駅



訪れた頃はキンモクセイが咲き誇り、その香りでいっぱいでした。

瀞峡では川下りのほかにもカヌーが盛んなようです。


さらにR168を北上するんですが、100番台の国道とは思えない酷道が続きます。
恐るべし奈良県!

延々と細い道を進み、たどり着いたのが


十津川の温泉街を抜けしばらく行ったところにある道の駅。

駐車場スペースは狭く、キャパが26台。
この日はバイクも多くていっぱいでした。
道を挟んで正面にある警察署にクルマを停めてやりましたけどね。

施設入り口横には足湯がありました。
ちょっとぬるめでしたけど。


このあたりはこんな景色ばっかり・・・
まさに秘境ですな。

道の駅 スタンプラリー クリア数 76/99
● COMMENT ●
弘法大師
路渡カッパ様
確かに橋杭岩って、その気で行かないと見落としてしまう感がないでもありません。
今回も「お~~っと、ここやった!」って感じで停まりましたから。
弘法大師のほかにもいろんなパターンの逸話があるようですよ・・・忘れましたけど。
この話では弘法大師はすごく真っ直ぐな人だったんだと思いますね。
今度はゆっくり~
ははっ、同意します(^^
今回も「お~~っと、ここやった!」って感じで停まりましたから。
弘法大師のほかにもいろんなパターンの逸話があるようですよ・・・忘れましたけど。
この話では弘法大師はすごく真っ直ぐな人だったんだと思いますね。
今度はゆっくり~
ははっ、同意します(^^
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そんな逸話もあったのですね、でもそれって弘法大師が賢いのかあほなのか>鳴き真似で夜明けだと騙されるなんてw
色んな所を巡ってると、弘法大師の話しはよく出てきますね。
それだけ人気があったんでしょうね。今、居られたら是非、更労大臣に!
十津川、龍神・・・次ぎ行く時はゆっくり温泉に行きたいです。