女人高野 室生寺 - 2010.11.07 Sun
奈良歴史探訪は続きます。
唐招提寺、薬師寺を参拝した後は奈良市を離れ宇陀市へ向かいました。
バスに揺られてのバス旅行、行程どおりバスの向くまま気の向くまま・・・
この旅最後の訪問地は室生の山の麓にある室生寺。
奈良時代の末期、桓武天皇がまだ皇太子の頃に病気平癒の祈願が執り行われ、
それに卓効があったことから勅命により国家のために創建されたといわれている室生寺。
以来室生寺は山林修行の場として、また法相宗・真言宗・天台宗等、仏教文化を形成してきました。
また、厳しく女人を禁制してきた高野山に対し、女人済度をもはかる真言道場として
女性の参拝を許したことから「女人高野」としても親しまれています。
仁王門
鎧坂
表門から仁王門を抜け、鎧坂を上がると金堂があります。
金堂内陣には一木作りの釈迦如来立像を真ん中に、右に薬師如来像と地蔵菩薩像、
左に文殊菩薩像と十一面観音菩薩像、それらの前には十二神将像が並んでいます。
更に奥へと進むと本堂が見えてきます。
本堂は灌頂堂とも呼ばれ、真言密教の法儀である灌頂を行うお堂だそうです。
本堂の更に奥には五重塔
総高16.1mとそれほど大きくありませんが、朱塗りの柱と白壁のコントラストが綺麗でした。
この日は境内のいたるところで美大生と思しきレディがスケッチをとっていました。
写真もいいけど絵にしたためるってのもなかなかいいですね。
私にゃムリですけど。(^^;
境内には最近見ることが少なくなった石楠花が群生しています。
それも相当な数で。
石楠花もここ室生寺の見どころのようです。
このときは木々がまだ青々としていましたが、紅葉シーズンにはまた違う表情を見せてくれるでしょう。
今時分に訪れると山々が色付き始めていていいかもしれない。
帰りには表門前のお茶屋さんでこんなものを戴きました。
歩き疲れた身体に、ほどよい甘味となりました。
箸休めのきゃらぶきが予想以上にもおいしかったし。(^^)
バス旅行での遷都1300年・奈良探訪記はこれで終了、
バスに揺られて の旅もたまにはいいもんで。
(10月2日・奈良県宇陀市にて)
● COMMENT ●
ピィさま
バス旅行、夜更かししててもうたた寝できるし、ビールも飲めるしね。
寄り道したいところへ寄れないジレンマはありますが、タマにはいいですね。
でも長距離バスは確かにしんどいですね。
まさにエコノミー症候群。
私も東京までのバスの旅では辟易しました。
寄り道したいところへ寄れないジレンマはありますが、タマにはいいですね。
でも長距離バスは確かにしんどいですね。
まさにエコノミー症候群。
私も東京までのバスの旅では辟易しました。
バス旅行♪
スケジュールしっかりしてるから、良いかもね。たくさん色んなところ回れて・・・
室生寺、近くまで行くのに、まだ入れてないままです。結構広いようですね。
やっぱ石楠花の時季に行きたいものですが、茶店だけ入って帰ってきそう。(^_^ゞ
室生寺、近くまで行くのに、まだ入れてないままです。結構広いようですね。
やっぱ石楠花の時季に行きたいものですが、茶店だけ入って帰ってきそう。(^_^ゞ
路渡カッパさま
このあたり、例の近畿Sラリーでも近くまで行ってますよね。
あの頃は数をこなすことばっかり先立ってしまって、周辺観光なんて余裕もなかったしね。
石楠花は見事なまでに群生していました。
春先にはきっといい被写体になるに違いありません。(^^)
あの頃は数をこなすことばっかり先立ってしまって、周辺観光なんて余裕もなかったしね。
石楠花は見事なまでに群生していました。
春先にはきっといい被写体になるに違いありません。(^^)
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景色をぼんやり眺めながら、うとうと眠れるのがいいですよね。
でも貧乏な学生の頃、横浜まで2回ほど深の高速バスの旅をしましたが、あれはしんどかった・・・。
眠れるんですが、空調が寝ていると暑く感じるようになってくるのと、到着時には足がむくんでるんですよね。